2024年の南高梅の作柄(実り具合)の予想を農家目線で解説します。
南高梅は収穫量が安定しない作物なので作柄によって価格が大きく変わるので6月の出荷される前に価格傾向を抑えておきましょう!
2024年 南高梅の作柄予想
今回の記事では先に結論を伝えます。
2024年は大不作になるでしょう。
令和2年 2020年にも過去最悪レベルの大不作となりましたが、その時よりも梅の実が少ないように感じます。
JAなどが毎年梅の着果量調査を行い作柄予想を発表しますが、3/24時点ではまだ調査が行われていませんが、南高梅の主な産地であるみなべ町、田辺市の梅畑を見てみると梅の数が極端に少ない寂しい木を目にします。
ここから先の文章はあくまでも農家目線の推測になります。
価格決定するのは市場や梅干しなら梅干し屋さんですので参考程度に見ていただくと幸いです。
青梅の価格の高騰
2023-2024シーズンは暖冬で花が未熟なまま開花したことにより、ミツバチが訪花してもうまく受粉ができずに南高梅が実ることが出来ませんでした。
このような南高梅の着果量が少ない中、3/20に降った雹で南高梅の実が傷つきました。まだ小さい傷に見えますがこれから実が肥大していくにつれて大きな傷になるので商品価値が大きく下がります。
見た目が悪い規格外品の割合が多くなりますので市場に出回るような梅の価格が更に貴重になることが予想されます。
2024年の南高梅の収穫量が激減するのは間違いないと思いますので、供給が著しく低下し価格の高騰が予想されます。
当農園でも南高梅の青梅を通販しますが昨年より価格を上げさせていただきたいと考えております。
もう少し状況が分かってきたら予約受付を開始しますのでもう少々お待ちください。
(4月15日頃には予約受付ページ作成予定・・)
梅干しを買うなら今すぐ!
梅干しは一般的な農産物と違い特殊な点があります。
農家が収穫した梅を塩漬けし保管しており、天日干ししてからもしばらくは保管している農家がいるということです。
また、梅干し加工業者(梅干し屋さん)も在庫を抱えることで販売量をある程度調節できます。
梅干しを生産する農家も、梅干し業者も2024年は大不作になることに気付いているので、わざと在庫を抱え込み始めています。
2024年6月の収穫が終了し梅がなくなってから梅干しに加工することで同じ梅でも出荷時期をずらすことで利益を得ようと考えています。
当農園は梅干しの生産をしていないですし、梅干し屋さんではないので2024年夏以降の梅干しの価格が上がるとは断定することはできませんが、少なくとも安売りするような状況にはないでしょう。
既に梅干し業者の買い込みが始まっているようですので梅干しを買うのであれば価格が上がる前に購入してはいかがでしょうか。
塩分濃度によって消費期限が異なりますが3~6か月が持つものが多いのではないでしょうか。
この記事を執筆したのは、青梅専門で生産販売している 農家のやまさき でした。
改めて記載しますが価格予想については、あくまでも農家目線での視点ですのでご了承ください。
南高梅の青梅の予約受付を開始しましたので下記リンクからチェックしてくださいね。
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