梅シロップは家庭で手軽に作れる美味しい梅ジュースですが、失敗するとカビが生えたり、発酵が進んでしまうことがあります。この記事では、梅シロップ作りに失敗するとどのような状態になるのか、写真を交えて説明します。
最後には失敗しないための梅シロップの作り方の記事を紹介していますので、あわせてご覧下さい。
うめしごとの下準備
今回はわざと梅仕事を失敗するように、農家のやまさきの畑で収穫した時や、選別作業をする際に落としてしまって実の中身が見えるほどの傷や割れが発生した南高梅や、規格外品の梅を利用して作ってみました。
梅シロップを漬ける瓶はしっかりと水気を拭き取り乾燥してから漬け込みますが、あえて水気が残ったまま漬けてみます。
1日目
傷の入った南高梅の青梅1kgと氷砂糖1kgを交互に入れて漬けました。
冷凍もせずそのまま入れましたので果汁の抽出も遅くなるでしょう。
2日目
翌日には数ミリほど砂糖が溶けだしました。
傷がある箇所が少し痛みが進みました。
5日目
氷砂糖と果汁の溶け出しが進みましたが、一番上に乗っている梅が全体的に傷み始めました。
6日目
キズのある箇所に白いカビが発生していました。
シロップの液に浸かっていない梅のほとんどが腐敗し始めています。
8日目
全体的に梅がシロップに浸かり始めましたが、時すでに遅し。
梅がかなり腐って発酵臭もしています。
18日目
しばらく様子を見ましたが、やはり梅についた白カビが広がる一方なのでここで実験終了としました。
発酵したアルコール臭もかなりします。
カビが発生してしまった場合は煮沸消毒しても危険性がありますので残念ながら失敗ということになります。
補足
冷凍してから漬け込みをするなど、オススメするうめしごとをして梅にカビが発生せずとも、すこし泡立ちがありアルコール臭がする場合は鍋にシロップを入れて煮沸消毒すると問題なく飲むことが出来ます。
失敗しないための梅シロップの作り方
農家のやまさきでオススメする梅シロップの作り方は他の記事で紹介しているので下記リンクからご確認ください。
この記事は和歌山県田辺市で南高梅を栽培する農家のやまさきが紹介しました。
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